大手メーカーに勤めて2年目になりました。
会社では新人が雑用をやる機会が多く、本来の業務とは関係ない仕事が舞い込んできます。そこで、この記事では、これから会社員になる人に、どんな雑用が待っているのかを5種類紹介しようと思います。
「うわー、そんなこともやるのか」と思う人もいれば、「まあ、そのくらいなら」と思う人もいるとおもいますが、会社での生活がなんとなくイメージできると思うので、見てみてください。
実験室の整理整頓
- 週1回の掃除
- モップの頭交換
- 物品の管理
実験室の課で利用しているエリアを毎週月曜日に掃除します。
これをいつもやってるのは若手3人だけで、完全に若手の仕事となっています。
掃除や片付けは若手がやるものっていう慣習が染み付いています。
また月に一回、自分たちは全く使っていないモップの頭の交換作業もします。
少し離れたところにある、モップの頭がたくさんある場所に持っていき交換しなければいけません。月に一回で使ってもいないので、忘れがちな仕事です。
物品の管理では、検討用の部品などが入った小さなコンテナにラベルを貼って、所有者や利用期間などを明確にしなければいけません。
全体で、「ラベルを書いてください」と言っても書いてもらえないので、わざわざラベルが書かれていないものの写真を撮って資料を作り、書くようにお願いしなければいけません。
また、足りなくなったものを適宜購入依頼をして、また使用目的や購入理由を書いた資料を作成して、承認を貰わなければいけません。
週1の掃除やモップの頭交換は、頻度が少ないため、まだ良いのですが、物品の管理については、とっても面倒です。
自分が使いもしない実験器具や備品などをいちいち確認しなければいけません。
何かがなくなっても、誰も何も言わないので、確認しておかないと、あとあとグチグチ言われる気がします。
購入依頼についても、部長から「なんでそれが必要なんだ」と詰められることがあり、「知らないよ!!」ってことが多いです。
労働組合との橋渡し
大企業では,おそらく会社独自の労働組合があります。
そこからの情報を共有したり、集会のアナウンスをします。
労働組合の選挙みたいなものもあり、そのたびにメールが来て、課で共有しなければいけません。
個人的には、労働組合のことを知っても何かが改善されるわけでもなく、あまり意味を感じませんが、やっているのが現状です。
検討用の機械の運搬
社内で機械を流用することが多いので、違う部の方と連絡を取り、機械を運搬します。
ただ、物を運ぶだけの雑用です。
機械の居場所を聞いて、実験室に運び込んで設置します。
そこから、機械の利用が終わったら、それをまた元の場所に戻しに行きます。
この雑用は、なんだかんだ1時間位時間が取られるので、結構面倒です。
耐久試験の手伝い
メーカーなので、製品を販売して、繰り返し利用されます。
そこで、壊れないことを保証するために、耐久試験を行います。
その耐久試験を「やっておいて~」と仕事を投げられることが多々あります。
実際にどんなことをやるかというと…..
- 機械を上下に3000回動かす
- 1000回上から○N(押す力の大きさ)で押す
このようなことをやります。
この雑用は、本当に無心で行うので、いつの間にか3時間たっていたりして、ため息を付きたくなりますね。
品質を保証するために必要な耐久試験なので止む終えませんが、初めて任されたときは「こんなことをまだ人がやっているんだ」と思いました。
物によっては筋肉痛になることもあるので、まさに肉体労働です。
最後に
大手メーカ二年目の私が会社で任される雑用を5つ紹介しました。
- 実験室の整理整頓
- 労働組合との橋渡し
- 検討用の機械の運搬
- 耐久試験の手伝い
機械系の技術職の新人がどんな雑用をしているのか、イメージが湧いたのではないでしょうか。
どれも、設計開発職の仕事とは思えないものばかりですよね。
大企業だからこそ、管理するものが多かったり、組織がでかい分必要な役割が多かったりと本当にやりたいことにお専念できるのは、10年後くらいになりそうです。
「会社員とは、こういうものなんだ」と割り切って、無心で作業するマインドが大切なのかもしれません。
世はまさに、大雑用時代。新社会人には、どんな雑用が待ち構えているのか!!