6月に入り、暑い日が多くなってきました。
私は夏が近づくにつれて、島に行きたい!といつも思います。
まず、島に行く前の船はテンション上がりますよね!
船はなかなか乗る機会がないので、いつ乗っても「おお〜!!」ってなります。
そこから、島の中を探検したりしていると、普段の雑多な世界から離れて、非日常を味わうことができるのでこれまたテンションが上がります。
今回は、横須賀から船に10分乗るだけで行ける東京湾唯一の無人島”猿島”に行ってきました。
戦争時に要塞として整備された猿島ですが、現在はBBQができたり、竹細工体験ができたり、島をめぐるツアーがあったりと、観光地として整備されています。
日帰りで遊びに行けて、戦争などの歴史の一片を生で感じることができ、とてもよい体験が出来たので、紹介します。
猿島は、なんの島?
猿島の存在を知らない人は結構多いようなので、猿島の概要を簡単に書いておきます。
猿島は、神奈川県横須賀市にある無人島。
横須賀中央駅近くの船乗り場からフェリーに10分乗るだけで行ける超お手軽無人島です。
猿島は、幕末・明治・昭和の3時代に渡り、江戸や横須賀を守るために砲台が築かれていた、歴史たっぷりの島です。
島の中には、日本で唯一長い距離を旅する渡り蝶のアサギマダラがいるらしいです。
私は見つけることが出来ませんでした。。。
猿島への持ち物
- 虫除け
- ライト
- カメラ
絶対に虫除けは必要です。
私は、島にいる間に10ヶ所ほど蚊に刺されて、ずっと痒かったです。
ライトは、猿島のガイドツアーに参加する際に暗い場所に行くことが多々あり、スマホのライトで代用していましたが、ちゃんと明るくなるライトがあると弾薬庫や兵舎などの室内の暗い場所もよく見学できると思います。
歴史的に珍しいものや綺麗なレンガのトンネルなど写真に収めたくなるものがたくさんあります。
スマホのカメラでも良いと思いますが、フィルムカメラなんかとも相性が良いと思います。
写るんですなんかを持っていっても楽しいかもしれません。
猿島の行き方
京急線横須賀中央駅から船に乗る三笠ターミナルまで歩いて15分です。
三笠ターミナルの隣には、世界三代記念艦である「三笠」がある三笠公園があります。
道を挟んで建っている猿島ビジターセンターで、猿島公園入園料/乗船料(往復)がセットになったものが販売されています。
金額は大人1人2000円でした。
船にも乗れて無人島にも入れて2000円と聞くと安く感じますよね。
ここからフェリーに乗り、約10分で猿島に到着します。
猿島行きの船は、毎時30分発で9:30〜16:30まで計8回船が出ます。
船が出る直前は写真のように結構行列ができます。
船自体のキャパは250人程度で、私が乗った10:30の便は100人ほどが乗船していました。
猿島の御朱印?
猿島ビジターセンターは、猿島関連のお土産屋さん兼展示にもなっています。
ここで偶然、猿島の御船印なるものを見つけました。
島なのに御「船」印なんだと思いましたが、記念に購入しました。300円で購入することが出来ます。
直接書いてもらうのではなく、紙に印刷されたものを頂く形式です。日付は自分で記入するタイプです。
コロナウイルスもあり、神社などでも書き置きタイプの御朱印が当たり前になってますよね。
猿島の楽しみ方!BBQに釣りに島内散策!
猿島の楽しみ方は
- BBQ
- 釣り
- 島内散策
この三つに絞られると思います。
BBQについては、機材のレンタルが豊富で、手ぶらで島に行き、BBQが出来ます!
食材も事前に頼んでおけば、現地で受け取ることができるそうです。
お昼の時間に合わせているのか、12:40に島に着くフェリーは、ものすごい数の人が乗っていて、食材を大量に持ち込んでいる方々もいました、
釣りについても、レンタルで行うことが出来ます。
私が島にいた時間にも、BBQや釣りを楽しんでいる方々がいました。
たた、スペースが結構小さいので、ピーク時はぎゅうぎゅうになりそうです。
一周約1.5キロ、全長450mの島なので散策するだけだと1時間もかからず見終わってしまうと思います。
ただ単に歩き回るのも良いですが、私は90分のガイドツアーをお勧めします!!
猿島ガイドツアーに参加するメリットとデメリット
ガイドツアーには、同じ値段で30分間のものと90分間のものがあります。
私は時間的に厳しくない限り、90分間のツアーが良いと思います。
同じ金額なら、盛りだくさんのものを選びたくなると思います。
メリット
- 歴史の説明を聞ける
- 普段は入れない鍵のかかった場所に入れる
- 気になったことをその場で質問できる
デメリット
- ゆっくり写真を撮ることが出来ない
- 90分間(30分間)拘束される
- お金がかかる(たった600円)
ゆっくり写真撮れないのは、少し難点ですが、島が小さいので、もう一周回るという手もあります!
ガイドツアーの概要
ガイドツアーのメリットとデメリットを紹介したので、実際にはどんな感じなのかを紹介します。
島に到着して管理棟につくと「ガイドツアーいかがですかー?」と数人から勧誘されます。
最初は、「勧誘すごいな〜、なんか嫌だなー」と思ってしまいましたが、しばらく考えて、申し込んでみよう!と思い申し込みました。
11時から90分間のガイドで、丁寧に説明をしてもらいながら、島を散策できます。
左右のレンガが違う理由や、ここで何をしていたのかをたくさん知ることが出来ます。
また、普段は鍵が掛かっていて入れない場所にもしっかり入れます。
上の場所は、兵舎です。
当時の兵士さんたちは、こんなところで生活していたのかと思うと、少し可哀想です。
上の写真は、弾薬庫の中から外側をみた写真です。
柵があり、施錠されています。
猿島では、レンガを積んだ構造に漆喰を上塗りしています。
漆喰は、とても多機能の建築材料で
- 防火材
- 耐久年数が約100年
- 防水性
- 熱を逃す
兵舎や弾薬庫などにも漆喰を使っていたのは、上にあげた機能が目的にあったのかもしれません。
レンガで作られたトンネルは、圧巻です。
どうやってこんなに綺麗にアーチを作れるのか不思議でなりません。
レンガ1つ1つの色が微妙に違うのがとても良いですよね。
この場所は、砲台の跡地です。
名称は、8cm単装高角砲砲座です。
聞いただけじゃ、漢字すら思いつかない気がします。
口径が8cmで、弾を発射する筒が1つあり、地上から航空機を落とすための砲台を意味しています。
昭和時代に導入されたもので、防空などの迎撃・守るための砲台のようです。
戦争について一切知識がないので、全てが新しいことばかりで、とても勉強になります。
猿島のトイレ事情
無人島ということで、気にしている人が多いかもしれませんが、しっかりあります。
島についてすぐにある管理棟の1ヶ所だけなので、島を満喫する前に一度訪れてみて下さい。
普通のトイレでは無いのです!!
水と電気なしで動くようになっています。
正確には「土壌処理循環式し尿処理システム」という仕組みが導入されていて、し尿を浄化して便器の洗浄水として、再利用しています。
最後に
猿島について、いろいろ紹介しました。
- 持ち物
- 行き方
- 御朱印
- 島の楽しみ方
- ガイドツアー
- トイレ
この記事を見て、少しでも楽しそうだな!行ってみたいな!って思ってもらえたら嬉しいです。
日帰りで行けるので、本当にお勧めです。
上に貼った画像の様に、最終便に乗り遅れたら,自費で船をチャーターして帰ることになります。
噂では、3万円とか…?(思ったより安いかも)
船の発着港である横須賀にも楽しめる場所がたくさんあるので、充実した1日を過ごせること間違いなしです!
ぜひ、遊びに行ってみて下さい。