大企業の設計開発職の新人と言っても、どんな仕事しているのかイメージが湧かない人が多いと思います。
私も入社するまで、あまりイメージがついていませんでした。
2年目になり、少しずつ研修からも開放されてきたので、私のある一日を身バレしない程度にご紹介しようと思います
1日のタイムスケジュール
基本的には全て自己管理しなければいけません。
なので,行うことは日によって結構変わります。
ある1日の実際のスケジュールを追っていきます。
8:00〜 始業 朝会
ここでは,社内全体での連絡事項や共有項目を説明し、各製品の進捗などを曜日ごとで共有します。
若手は、基本聞いているだけのことが多いです。
頼まれた雑用などで、課内に共有しなければいけない時は発言することになります。
8:30〜 メールチェック
コロナウイルスの感染状況や、予算など、色々な部門からメールが飛んできます。
大半はどうでも良いものですが、ちょこちょこ大切なものがあるので、フォルダーに振り分ける設定は不可欠になっています。
また、雑用の一つですが、転送しなければいけないメールなどもあるので、いろいろな設定で自動化することが大切です。
9:00〜 実機検討
実際の製品を使って、データを収集します。
シミュレーションで想定していたものと、製品の挙動で違いがないか確認します。
うまくいかない場合が多く、原因を見極めるために色々条件を変えてデータを取ります。
ここでは、設計したものがしっかり動くのか,性能を満たしているのかを確認しています。
まだ入社2年目で、経験が浅いため、適宜先輩方に意見を求めながら、データ取りを行います。
10:30〜 データ整理
前項で集めた測定データを整理して、グラフやイラストを使ってビジュアル化することで,問題点や課題を明確にします。
ただ、データをまとめるだけでなく、そこから何が言えるのか、共通点や傾向まで考察をする必要があります。
11:30〜 分析結果共有
設計の方針を確認するために、前項で整理した実機のデータなどをもとに課題を共有します。
その後の方針などを上司や製品のチーフなどと話し合います。
12:00〜 お昼
最近は,コロナウイルス感染防止のため,グループでの食事は控えて,黙食をするように社内で指示されています。
みんな真面目で、食堂にワイワイとした雰囲気はありません。
いつになったらにぎやかな食堂になるのでしょう。
13:00〜 設計修正
お昼前に決まった設計方針などをもとに、製品の形状などを修正します。
修正前のデータも残した状態で、修正を行います。
15:00〜 打ち合わせ
製品自体の進捗を共有して,締切や人員の分担などを調整します。
まだま新人なので、一人で丸々仕事を持っているわけではなく、ある一人の仕事の1部を手伝っているような形なので、この打ち合わせに自分自身が登場することはありません。
16:00〜 設計続き
打ち合わせ前に行っていた設計の修正の続きをします。
設計変更を進めて、形状をきめていきます。
そして、その形状にした根拠や留意点などを資料にまとめて、先輩方と共有します。
18:00〜 上司に資料共有
作成した資料を用いて、機械の機能を保証するために、どんな設計をして,どんな課題があって,どう対策をしたのかなどの説明を上司に行います。
細かなことまで、色々聞かれて、少しずつボロが出て、大量の指摘を受けます。
19:00〜 修正
もらったダメ出しをもとに再度修正を行います。
もらった指摘に対する解答を示せるように、資料などをまた準備します。
なんやかんやで3時間の残業をして、退勤をします。
最後に
今回は,大手メーカー設計開発職2年目の私が,どんな生活をしているのかを紹介しました。
いかがだったでしょうか。
事務職の1日とは全く違うものになっている気がします。
みなさんは、入社前に具体的な1日のスケジュールを採用イベントなどを通じて、教えてもらうと良いかもしれません。